健康レシピ&ダイエット
体を涼しくするレシピ 「なすとみょうがの和風マリネ」
監修:管理栄養士 椎橋聡子
体の内側からも暑さ対策を!
暑がり、汗っかきの方には辛い季節、真夏が目前まで迫っています。クーラーをつけたり、濡れタオルや保冷剤などさまざまな暑さ対策を講じていることと思いますが、これらはすべて「外側」からの対策。今回は、体にこもった熱を排出することで、「内側」からの暑さ対策になるレシピをご紹介します。夏野菜を上手に活用して体の中から涼しくなりましょう。
“カリウム”で体の熱を放出する
「なすとみょうがの和風マリネ」で使われているなすとみょうがには、カリウムが豊富に含まれます。カリウムはナトリウムを尿中に排泄する働きがあるとされており(※1)、体の余分な熱を尿と一緒に放出し体をクールダウンさせる効果があると言われています。そしてメイン食材のなすは、薬膳・漢方の観点でも体を冷やし、ほてりを抑える「涼」という性質をもつとされているため、暑い季節の体温調整にも役立ちます。
また、このメニューには体を冷やすためのポイントがもうひとつ。それは調理法に隠されています。カリウムは水に溶けやすい性質があるため、調理による損失が大きい栄養素です。食材を切ってそのまま調理できる電子レンジ調理は、そんなカリウムの弱点を補い、なすのカリウムを無駄なく食べられる調理法なのです。ぜひ暑さ対策に活用してください。
オススメレシピ
なすとみょうがの和風マリネ83kcal(1人分換算)
- 材料(2人分)
- なす(縦6等分に切る)2本
- みょうが(細切り)2個
- ごま油小さじ2
- しそ(千切り)2枚
- かつおぶし適量
- (A)
- ・ポン酢しょうゆ大さじ2
- ・白すりごま小さじ2
- ・おろししょうが小さじ1
1
耐熱ボウルになす、ごま油を入れて和え、ラップをかけて電子レンジ(600W)で4分ほど加熱する。粗熱がとれたら、冷蔵庫で冷やす。
2
器に1を盛り付け、混ぜ合わせたAをかけ、みょうが、しそをのせて、かつおぶしをふる。