健康レシピ&ダイエット
夏の“新スタミナ”レシピ「かつおのごまタタキ」
監修:管理栄養士 椎橋聡子
焼肉・うなぎは胃の負担に!?
夏バテ対策といえば、焼肉やうなぎがスタミナ食とされてきました。しかし、これは食糧が不足し、エネルギーが思うように摂れていない時代の話。現代では、こうした脂質たっぷりの食材は逆に胃腸への負担を増やし、不調を引き起こす可能性もあります。
そこで、新スタミナ食材としてご提案したいのが“アスパラギン酸”が含まれる食材です。アスパラギン酸は栄養ドリンクやサプリメントとしても利用されている成分で、スタミナアップや疲労回復によいとされています。このアスパラギン酸が豊富な“かつお”を使ったレシピをご紹介します。
“アスパラギン酸”で疲労を回復
「かつおのごまタタキ」のメイン食材であるかつおに豊富なアスパラギン酸は、スタミナアップや疲労回復効果によいといわれています。さらにかつおや野菜にはカリウム、ごまにはマグネシウムが含まれており、夏バテシーズンを乗り切るための栄養素が詰まっています。
また見逃せないのが、かつおに多い鉄。鉄が不足すると全身に酸素が行き渡らず、エネルギー不足を引き起こす原因となります。鉄は汗からも流出するので、かつおで補うといいでしょう。
食べごたえのあるメニューなので、栄養素はもちろんお腹も満足間違いなしでオススメです。
オススメレシピ
かつおのごまタタキ364kcal(1人分換算)
- 材料(3人分)
- かつお(刺身用)1さく(約300g)
- 白ごま約1/3カップ
- ごま油大さじ11/2
- 細ねぎ10本
- みょうが1〜2個
- (A)
- ・にんにく3片(芯を取り薄切り)
- ・ごま油、しょうゆ各大さじ2
- ・みりん 、酢各大さじ1
1
かつおは表面の水気をふき、バットに入れたごまを転がすようにしてまぶしつける(ごまは黒ごまでもよい)。
2
フライパンにごま油を熱してかつおを入れ、中まで火が通らないようときどき転がしながら強火で表面全体を焼きつける。まな板に取り、1.5㎝の厚さに切る。
3
フライパンをふき、Aのにんにく、ごま油を入れて弱火で炒める。にんにくがきつね色になったら火を止め、しょうゆ、みりん、酢を加えて再び火をつけ、ひと煮立ちしたら火を止める。
4
細ねぎは4㎝の長さ、みょうがは縦半分に切ってから斜め薄切りにする。かつおと器に盛り、3のたれをかける。