健康レシピ&ダイエット
肝臓にやさしいレシピ「えびとアスパラガスのチーズ炒め」
監修:管理栄養士 長井 知恵美
働き者の肝臓を、食事でケアしよう!
アルコールの分解をはじめ、消化を助ける胆汁の生成・分泌、糖質や脂質の代謝など、さまざまな機能をもつ肝臓。誰もが日頃から大変お世話になっている、心強い存在だと言えるでしょう。そんな働き者の肝臓も、食べすぎ・飲みすぎや過度なダイエット、ストレス、睡眠不足、便秘などによる負担が大きくなると、機能が低下してしまいます。そこで、食事で肝臓をいたわってあげてはいかがでしょうか。今回ご紹介するのはイタリアン風味の味付けで、イタリア国旗の色である緑、白、赤を表した見た目も鮮やかな、肝臓にやさしいレシピ「えびとアスパラガスのチーズ炒め」です。
えびとアスパラガスの高い抗酸化作用
肝機能を高める栄養成分の代表格といえば、アミノ酸の一種であるタウリンです。えびには、このタウリンが多く含まれています。また、えびのアスタキサンチンがもつ抗酸化作用によって、肝機能の活性化が促されます。
グリーンアスパラガスに含まれるβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、そのほかビタミンPの一種であるルチン、グルタチオンにも、肝機能を活性化させる作用があるとされています(※1)。肝機能を低下させる原因の一つにストレスが挙げられますが、ビタミンCとビタミンEには、ストレスへの抵抗力を高める作用もあります(※2)。
オススメレシピ
えびとアスパラガスのチーズ炒め230Kcal(1人分換算)
- 材料(4人分)
- えび16尾(240g)
- グリーンアスパラガス1束
- マッシュルーム 1パック
- にんにく1片
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩少々
- 白ワイン1/3カップ
- スープの素小さじ2
- カマンベールチーズ1箱(125g)
- こしょう少々
1
えびは殻と背ワタを取り、サッと洗って水気をふきます。
2
グリーンアスパラガスは根元から1cmぐらいのところで切り落とし、塩を入れた熱湯で下ゆでします。色よくゆで上がったら、5cmくらいの斜め切りにします。
3
マッシュルームは厚めにスライスし、にんにくは包丁で押し潰します。
4
フライパンに押し潰したにんにくとオリーブオイルを入れて火にかけ、香りが立ってきたらえびを入れて焼きます。
-
5
えびの色が変わったら2のグリーンアスパラガス、3のマッシュルームを加えて炒め、全体がしんなりしたら塩、白ワイン、スープの素を回しかけます。
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6
全体になじんだら、カマンベールチーズをちぎりながら加え、とろけたところで火を止め、こしょうをふります。