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カンタン健康生活習慣

今年こそ「脱メタボ」!

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監修/佐々木巌先生(ウェルネスササキクリニック院長・医学博士)

この前の定期健診で、とうとう「メタボ」って言われちゃった。今のところ大して困った症状も出てないけど、何かやったほうがいいのかなあ…。

メタボの放置はかなり危険!

現代人は、慢性的な運動不足を抱え、栄養過多になりやすい環境のため、油断すれば誰もがメタボリックシンドローム(メタボ)になる恐れがあります。

食事は野菜が少なく、肉が中心。また残業などで帰宅が遅く、夕食は就寝直前という人も。こうした生活パターンでは、カロリーの使い道がなく、余った分が内臓脂肪としてたまってしまうのです。また、夕食が遅くて、翌朝の食事を抜くと、体を活動モードにする「交感神経」のスイッチが入りにくくなり、さらに太りやすくなってしまうのです。

メタボは、初期の段階では特に痛みなどもないため、放置してしまう人も多いようですが、それはとても危険なこと。動脈硬化が進み、心筋梗塞や脳梗塞など命に関わる病気につながるケースもあるからです。

これまで何もしてこなかったという人も、ぜひ今年こそは生活習慣の改善に取り組み、危険な病気を遠ざけましょう。

メタボの診断基準

下のような条件がそろうとメタボと診断されます。健康診断の結果はいかがですか?

ウエスト周囲径 男性 ≧85㎝ ウエスト周囲径 女性 ≧90㎝(内臓脂肪面積 男女ともに≧100㎠に相当)+以下の3項目のうち、いずれか2項目以上が当てはまる場合。(薬を服用して血糖値、血圧、コレステロール値を下げる治療をしている方は、その項目は数値に関係なく、該当となります)血糖値 空腹時高血糖 ≧110mg/dL 血圧 収縮期(最大)血圧 ≧130mmHg かつ/または 拡張期(最小)血圧 ≧85mmHg 血清脂質 高トリグリセライド血症 ≧150 mg/dL かつ/または 低HDLコレステロール血症 <40 mg/dL

あなたのメタボ発症リスクは?

メタボは生活習慣が発症に直結するもの。日頃の生活を振り返りながら、チェックしてみましょう。

チェックがついた項目が多い人ほど、メタボになるリスクが高いといえます。

特に喫煙は、善玉とされるHDLコレステロール値を下げ、メタボになるリスクを高めるだけでなく、それ自体に血管を痛めて動脈硬化を進行させる性質が。早めに禁煙に努めましょう。

また、動脈硬化はホルモン変化の影響で、男性は45歳頃、女性は55歳頃からなりやすいといわれています。こうした状況を踏まえ、普段から以下のような点に気をつけましょう。

肉中心の食生活は改める

メタボを発症する人の多くが、動物性脂肪のとりすぎです。たんぱく源としては、肉やチーズなどを減らし、魚や大豆製品などを増やすようにしてください。食物繊維は不足しがちなので、野菜、海藻類、キノコ類などをとるよう心がけましょう。

体重がかなり多い場合は、カロリー制限も必要です。主食の米やパン、麺類の量を減らすよう意識しましょう。玄米や全粒粉パンなど精製度の低いものを選ぶと、食物繊維が取れるうえ、噛む回数が増えて少量で満腹感が得やすくなるため、オススメです。

夕食の時間と分量に気をつける

夕食は就寝の2~3時間前までに終えるのが理想です。仕事の関係で難しい人は、18時頃に一度おにぎりなどでお腹を満たし、帰宅後にサラダや魚などを軽めにとるとよいでしょう。また、夕食のボリュームを減らすことも大切です。一日の食事の全体量を10としたとき、現状が朝:昼:夕=3:3:4くらいだとしたら、3:4:3くらいのバランスとなるよう意識してみてください。夕食のバランスはさらに少なくなってもOKです。

摂取する油の質を変える

メタボ対策やカロリー制限をするといっても、油すべてがダメなわけではありません。肉やバターなどに含まれる飽和脂肪酸は、コレステロール値が上がりやすいのでNGですが、とったほうがよい油もあるのです。オリーブオイルや、EPAを含む魚の油です。
オリーブオイルは、主成分のオレイン酸に動脈硬化の原因となるLDLコレステロールを減らす働きがあります。また、魚の油に含まれるEPAには血液をサラサラにする働きがあり、こちらも動脈硬化予防に効果的。
人間の体は消化吸収に限度があるため、油を無制限にとることはできません。よい油から優先的にとっていると、自然と動物性脂肪の量が減ってきます。

身体活動の量を増やす

内臓脂肪を落とすには、動くことも必要不可欠です。目安としては、1日1時間強、歩数にして7000歩程度は歩くようにしてください。これは日本人の平均ですが、出勤などがない主婦の方などは通常3000歩程度しかありません。歩数計をつけ、意識的に歩くようにしましょう。
しかし、そのくらい歩いていても変化がない人は、もう少しハードなスポーツなどを取り入れる必要があります。目安としては、1週間にランニングや水泳なら70分、軽いジョギングやエアロビクスで100分程度です。この運動を行う場合も、1日4000歩程度は歩いてください。
また運動は、ジムなどでインストラクターにアドバイスをもらいながら楽しんで行うと、非常に効果も上がりやすくなります。

無理なく続けられる方法を

生活習慣の改善はイヤイヤやっていても絶対に続きません。また、「○○だけを食べる」といった極端なダイエットや、ハードすぎる運動もNG。無理のあるものは一時的に成果が出ても、必ずリバウンドしたり体調を崩したりします。
食べ物は、誰でも好きなものを優先しがちですが、普段あまり食べる習慣のなかったもののなかにも、おいしいものはたくさんあるものです。食生活を見直すことで、野菜や玄米のおいしさに気づいたという人もたくさんいます。食の嗜好や偏りを正し、さまざまなものをバランスよく食べることで、無理なく楽しみながら健康的な体を目指してください。

今年こそ「通勤時には一駅歩く」を
実現させなくちゃ!

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