健康レシピ&ダイエット
乾燥肌が気になるときのレシピ 「牛肉とパプリカの中華炒め」
監修:管理栄養士 石川 有子
カサカサ肌の原因は気候や入浴
数ある肌トラブルのなかで、もっとも身近なもののひとつに、乾燥肌があります。ただカサつくだけでなく、ときには白い粉をふいたり、ひどいかゆみを伴ったりすることも…。原因として考えられるのは、寒くて乾燥した気候、加齢、長時間の入浴や温度が高すぎるお湯での入浴などです。
乾燥肌にはクリームやローションによる外側からの保湿が有効ですが、予防のためには、食事から十分な栄養を摂取し、内側から乾燥を防ぐことも欠かせません。今回は、体の内側から肌のうるおいアップに役立つレシピ「牛肉とパプリカの中華炒め」をご紹介します。
5つの栄養素でうるおい肌に
肌を構成する細胞は新陳代謝(しんちんたいしゃ)、つまりターンオーバーと呼ばれる生まれ変わりを繰り返しています。この細胞が生まれ変わるサイクルが正常に繰り返されることで、水分を保持しやすい健康的な肌が保たれます。
牛もも肉には、細胞の原料となるたんぱく質や、正常な細胞分裂に必要な亜鉛が含まれています。これらの栄養素は細胞のターンオーバーを促し、肌のうるおいを保ってくれます。
パプリカやピーマンは、皮膚や粘膜のうるおいを強化するといわれているビタミンA、細胞膜の酸化を抑制するといわれているビタミンE、肌のハリを保つコラーゲンの合成を助けるとされるビタミンCが豊富に含まれます。特にパプリカやピーマンのビタミンCは、熱で壊れにくいとされています。そのため炒め物にした場合でも壊れにくく、油に溶けやすい性質があるビタミンA・ビタミンEとともに、効率よく摂取することができます。
オススメレシピ
牛肉とパプリカの中華炒め522Kcal(1人分換算)
- 材料(2人分)
- 牛もも肉300g
- (下味)
- ・しょうゆ小さじ2
- ・酒小さじ2
- ・片栗粉小さじ1
- ・サラダ油小さじ1
- ピーマン2個
- パプリカ(黄)大1個
- パプリカ(赤)大1個
- 長ねぎ1本
- にんにく1片
- (合わせ調味料)
- ・しょうゆ大さじ2
- ・酒大さじ1
- ・砂糖小さじ1と1/2
- (水溶き片栗粉)
- ・片栗粉大さじ1
- ・水大さじ2
- ごま油大さじ1と1/2
1
牛もも肉は、5mm幅の細切りにし、下味をつけます。ピーマン、パプリカはヘタを切り落とします。種を取り除いてから、5mm幅に縦に細切りにします。長ねぎは斜め切りにします。にんにくは包丁の背で潰します。合わせ調味料、水溶き片栗粉はそれぞれ混ぜ合わせておきます。
2
中華鍋にごま油(大さじ1)とにんにくを入れて、中火で炒め、にんにくがキツネ色になったら取り出します。残りのごま油を足して、牛もも肉をほぐしながら入れ、中火で肉の色が変わるまで炒め、いったん取り出します。
3
2の中華鍋にピーマン、パプリカと長ねぎを加えて強火で炒め、野菜がしんなりしたら中火にして、いったん取り出した牛もも肉を戻し入れます。
-
4
合わせ調味料を加えて全体に混ぜ合わせ、水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつけます。
監修:管理栄養士 石川 有子